山口大工学部で学園祭-存続の危機乗り越え開催、屋外ステージも

山口大工学部の学園祭「常盤祭」

山口大工学部の学園祭「常盤祭」

  • 0

  •  

 山口大学工学部(宇部市常盤台2)で11月20日、学園祭「常盤祭」が開催された。

[広告]

 毎年にぎわいを見せ今年で61回目を迎える同学園祭だが、今年は開催の可否が話し合われたという。

 今年のスローガンは「Necessity(必要性)」。実行委員会の人数も少なく運営が難しくなる中、「学園祭は果たして必要なのか」と学生に問いかけたところ、「開催してほしい」という声が多かったため、「学園祭は必要とされている」という意味を込めて決めた。

 「実行委員を集めることが一番大変だった。何人かは立候補して実行委員になってくれたので学園祭運営に興味を持ってくれている人もいるんだとうれしく思った」と実行委員長の西田弘輝さん(3回生)。

 準備は今年7月から始まった。「どうすれば常盤祭をもっと多くの人に知ってもらえるか」を考え、学校前の道路からステージや模擬店など祭りの様子が見えるように、昨年、一昨年と体育館に設置されていたメーンステージを今年は屋外に移した。ただし、ステージの音が近所に響くため、周辺にある1,000軒以上の民家を一軒一軒回り協力を求めた。

 当日はもちまきやビンゴ大会が行われたほか、芸人の博多華丸大吉とキュートンも来校し、ステージを盛り上げた。

 西田さんは「学園祭は数少ない地域の人とふれ合える機会なので、せっかくの機会を大切にしたい。何よりみんなが楽しいでいる姿を見ることが一番うれしい」と話した。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース