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宇部で「日本酒はしご」イベント-蔵元、居酒屋巻き込み相乗効果狙う

イベントを主催した松原酒店の店内には日本酒がずらり

イベントを主催した松原酒店の店内には日本酒がずらり

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 宇部で11月22日、一晩に居酒屋4店舗をはしごして日本酒を楽しむイベント「うべぐるぐる日本酒deはしご」が開催された。

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 主催したのは「松原酒店」(宇部市東本町1、TEL 0836-21-1216)。2008年にも開いた同イベント。2回目となる今回は今月19日に始まった「うべ探検博覧会(うべ探)」のプログラムの一つとして開催した。

 テーマは「山口の日本酒を広めること」と「居酒屋と蔵元を巻き込み静かな宇部の夜の街をにぎやかにして宇部の活性化につなげること」。今回は、県内4つの蔵元「永山本家酒造場」(宇部市)、「岡崎酒造場」「澄川酒造」(以上、萩市)、「八百新酒造」(岩国市)と宇部市内4店舗の居酒屋「維新」「根岸」「やまと屋」「いさみ屋」の協力を得て開き、飲みに出る人が少ない平日に「あえて」開催した。

 松原酒店の松原香奈子さんは「前回は居酒屋を好きなように回って行くようにしたところ、店によっては参加者を待たせたりスムーズにいかなくて大変だった。今回は参加者ごとに最初に行く店をこちらで決め、地図上で反時計回りに店を回ってもらうように工夫した」と話す。

 前回も参加したという40代男性は「居酒屋を4軒も回れて良い酒も飲める。山口の酒はおいしいから、まずは地元の酒を知ることから始めたい」と話す。今回始めて参加したという40代女性は「『うべ探検博覧会』のパンフレットを見て参加した。6,500円という参加料に少しためらいはあったが、珍しい酒も飲めるし、料金以上の価値があると思うので参加して良かった」と話す。

 松原さんは「行ったことのない居酒屋に入れたり、お酒の席で知らない人とも交流でき友達になったりできる。一升が5,000円する日本酒や市販されていない日本酒を飲むことができるので、とてもお得なイベントでは」とも。

 岡崎酒造場取締役の岡崎さんは「『長門峡』という銘柄の日本酒は宇部ではまだ知らない人も多いと思うので、居酒屋にもお客さんにも知ってもらいPRできれば。日本酒離れが進む中、日本酒を飲まず嫌いな人も多いと思うので、日本酒のおいしさをぜひこの機会に知ってもらいたい」と期待を込めた。

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