宇部・琴芝にモツ鍋専門店「味処 もつ亭」(宇部市琴芝町2、TEL 0836-35-7239)が11月25日、移転オープンした。移転は道路拡張工事に伴う立ち退きによるもの。
1999年、沼交差点の角にオープンした同店。当時とび職だったオーナーの村田一二三さんが、妻との死別をきっかけに「何か始めなければ」と思い立ち、親族が精肉店を営んでいることや、かねてから韓国・釜山が好きで現地で食べ歩きをしていた時に食べたモツ鍋の味に魅了されたことからモツ鍋専門店を始めた。
席数は40席。主力メニューの「モツ鍋」(580円)のほか、「ホルモンうどん」(580円)、「ユッケ」(600円)、テークアウト可能な自家製チャンジャやスルメチンミ、ケジャンも提供。周辺に大学や高校など学校が多いことから、学生をターゲットにボリュームがありながら低価格で提供している。
モツ鍋のたれは独自に開発したもので、10種類の調味料を韓国から仕入れ調合して作っている。開店準備段階では、たれの調味料やトウガラシのほか、店内装飾品などを仕入れるため韓国に4回も足を運んだという。「独自のたれを開発するのは試行錯誤の繰り返しだった。釜山では知らない店がないくらいいろいろな店を食べ歩いて勉強し、現地の人にもいろいろな話を聞いた」と当時の苦労を振り返る。
今後については、「ビジネスマンにはリラックスしてもらえ、家族連れにはアットホームに楽しく話ができるような明るい店にしたい。琴芝商店街を元気にできれば」と抱負を語る。
営業時間は11時30分~14時30分、17時~23時。月曜定休。