宇部・新天町のヒストリア宇部（宇部市新天町1）で12月12日、ドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映会と鎌仲ひとみ監督のトークが行われる。

　同作品は、中国電力の原発計画に揺れる山口県上関町祝島と、脱原発を国民投票で決め2020年までに石油に依存しない社会を目指しているスウェーデンの取り組みを描いたドキュメンタリー映画。

　持続可能な社会を構築するために、どのようなエネルギーを選択するのかが問われている中で「上関原発計画に向き合う人々」と、日本の20年先を行くスウェーデンで「持続可能な循環型社会を構築する人々」の取り組みの両方を描いている。

　鎌仲ひとみ監督はこれまでに、「ヒバクシャ―世界の終わりに」（2003）、「六ヶ所村ラプソディー」（2006年）など原爆や原子力発電をテーマにしたドキュメンタリー映画を監督。核と共に生きることを余儀なくされた、賛成派と反対派の村人の思いや生き方を映し出した前作の「六ヶ所村ラプソディー」は、全国各地で自主上映が続き600カ所以上で上映された。

　上映時間は13時30分～15時45分、18時30分～20時45分。鎌仲さんのトークは16時～17時。料金は、前売り＝1,300円、当日＝1,600円。問い合わせは宇部市民活動センター（TEL 0836-36-9555）まで。