山口商店街がヒーロー番組「ぶちエージャー」を制作

衣装やタイトルロゴにもこだわった「CP戦士ぶちエージャー」

衣装やタイトルロゴにもこだわった「CP戦士ぶちエージャー」

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 山口商店街の有志で構成されるCP研究会(山口商工会議所内、TEL 083-925-2300)は、山口ケーブルビジョン(山口市中園町、TEL 083-934-1234)と協同でヒーロー番組「CP戦士ぶちエージャー」を制作し、2月3日から山口ケーブルビジョンで放送を開始した。

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 内容は、愛と平和の戦士「ぶちエージャー」が「怪人わやスラー」とその部下「テレンコ」と「パレンコ」の悪さを阻止し、商店街の平和を守るという設定。「ぶち」(=とても)、「わや」(=むちゃくちゃ)などキャラクターの名前には山口の方言が用いられている。主題歌はウルトラマンシリーズの主題歌を多く歌っている前田達也さんが制作した。

 山口商店街は、7つの商店街が東西南北にクロスして構成されていることから、「CP」には、「クロスパワー」の意味が込められているという。「新町」「大市」「中市」「道場門前」「西門前」「駅通り」「米屋町」を順番に撮影していく。番組には、同研究会メンバーや各商店関係者も役をもらい出演する。

 撮影は1月15日から始まり、第1話の舞台は「新町商店街」。「レジに並ぶときには順番を守る」ことがテーマになっている。第1話の前編は2月3日、4日に放送された。第1話の後編は、2月10日、11日に放送される。第2話は「大市商店街」を舞台にして、「自転車のルール」をテーマに2月17日、18日、24日、25日に放送される。商店街で日々問題になっていることを取り上げ、マナーや道徳教育を訴える内容にまとめている。

 同番組の制作は、商店街の元気を発信することを目的として企画された。同研究会では、これまでに「ハッピーロード」「一店逸品運動」「スペインまつり」など商店街を活性化するためのイベントを開催してきた。しかし、「イベントだけでは、商店街のイメージアップは浸透しない。そこで、子どもたちが興味を持つキャラクターを作り、テレビ番組を通してイメージアップを狙おう」(同研究会)と、昨年9月から番組制作へ向けての活動が始まった。

 今後は「ぶちエージャー」が商店街へ出没したり、イベントに登場したり、幼稚園や保育園へ訪問するといった構想もある。「ヒーローものでまちおこしは各地で行われているが、テレビと一緒になって行うのが面白いと思う。ケーブルだからこそできる番組。子どもが主題歌を口ずさんだり、商店街に行ったら会えるのではないかと足を運んでくれればうれしい。人気は出ると思う」(山口ケーブルビジョン)と手応えを感じている。

 放送日は毎週土曜、日曜。放送時間は9時30分~9時45分、16時30分~16時45分。

山口ケーブルビジョン(©マルニ)

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