山口・徳地の造り酒屋がバレンタイン純米酒「私に酔って」

青い瓶に入ったバレンタイン向け純米酒「喜久乃寿 私に酔って」

青い瓶に入ったバレンタイン向け純米酒「喜久乃寿 私に酔って」

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 山口・徳地にある造り酒屋「新谷酒造」(山口市徳地堀、TEL 0835-52-0016)は2月2日より、バレンタイン向けの商品として純米酒「喜久乃寿(きくのことぶき) 私に酔って」の販売を開始した。

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 同品は、バレンタイン需要に向けたチョコレート代わりのプレゼントアイテムとして発売された。同社の新谷さんは「お酒が好きな男性はあまりチョコレートを食べない傾向があるので、バレンタインにお酒を贈ったらどうかと思いついた」という。すぐに贈り物として使えるよう、ラッピングした状態で販売している。内容は、山田錦を100%使用した純米酒で、2年の熟成を経て、米のうまみがしっかり味わえるのが特徴。「甘口だがキレが良いので、男性でも飲みごたえがある」(新谷さん)。価格は1,785円(720ml)。限定100本。

 20代~30代の若い女性が上司などに「ウケ」狙いで贈ることも想定して、商品名を「私に酔って」にした。「予想に反して若い女性ではなく、年配の女性がよく購入していく。息子に贈るという母親や、父親に贈るという娘など、家族にプレゼントしようとする人が多い。ダイレクトなネーミングに思わず笑ってしまう人も」(新谷さん)とも。

 同社は1927年創業の造り酒屋で、徳地で作られた「山田錦」や「五百万石」、山口県独自の「西都の雫」などの酒米と、佐波川流域の地下水を使って酒造りをしている。代表銘柄は「和可娘」。

 今回発売した「喜久乃寿」は復刻銘柄で、同社が戦前に使っていたもの。「昨年、山田錦100%で仕込んだ純米酒を試飲したところ、まだ味に粗さがあったので、さらに1年熟成させたら、とてもいい味に仕上がっていた」という。秘蔵酒のイメージを含めて、「喜久乃寿」銘柄を復活させ、バレンタイン商品での展開を決めた。同品のほか、通常版として「喜久乃寿」(1,680円)も販売している。

 営業時間は8時~19時。日曜定休。

新谷酒造(©マルニ)

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