講演会「うべのざんねんないきもの」が3月23日、宇部の「男女共同参画センター・フォーユー」（琴芝町1）で開催される。主催は宇部市。

「うべのざんねんないきもの」講演会

　進化の結果、「なぜかちょっとざんねんな感じになってしまったいきものたち」を紹介する児童書「ざんねんないきもの事典」（高橋書店）シリーズを監修する今泉忠明さんを講師に迎え、残念すぎて愛おしい生き物たちの魅力を紹介する。

　宇部市環境政策課の担当者は「メインターゲットを小学生や親子に設定し、子どもたちに人気のシリーズを執筆された今泉さんに依頼したところ快諾をいただいた。メインターゲットは子どもたちだが、幅広い層の方に楽しんでもらえる内容になっている」と話す。

　当日は、里山など宇部の様々な場所に生息する生き物をテーマに今泉さんが講演するほか、里山の生き物が学べるカードゲーム「どうぶつの里」（BEANS BEE）も行う（先着80人限定）。参加者全員に「うべのいきものアクリルスタンド」を進呈する。

　参加申し込みを3月1日に開始したところ、すぐに定員の80人に達したという。担当者は「朝の時点で申し込みが80人に達し、想定以上の反響に驚いている。カードゲームには参加できないという条件で、可能な限り申し込みを受け付けることにした」と話す。

　「宇部の自然環境の中で、ため池や田んぼ、森林といった里山は外せないキーワード。本に出てくる『ざんねんないきもの』が、実際に宇部にも生息しているということを意識してもらい、自然環境に愛着を持ってもらえれば」とも。

　開催時間は14時～16時。申込期限は3月21日までを予定するが、応募人数によって繰り上げて締め切る。