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山口で地元企業との「コラボグッズ」誕生 ロゴやキャラクターを商品化

クロスランド山口総本店に並ぶコラボグッズ「ジモッチャ」

クロスランド山口総本店に並ぶコラボグッズ「ジモッチャ」

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 山口県内企業のロゴマークやキャラクターをあしらった「コラボグッズ」が現在、販売されている。

山口県内の企業とコラボしたグッズ

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 同商品を手がけるのは、昨年12月に創業した「やまぐち愛着プロダクト」(山口市吉敷中東)。雑貨と文具のセレクトショップ「クロスランド」を展開する「十字屋」(同)が出資し、山口県民になじみのあるロゴマークやキャラクターなどの商標を使用したグッズの企画・制作・販売を行う。

 小笠原靖社長は「以前から、県内の企業や地元に愛着を持ってもらおうと企業とのコラボグッズは作っていた。地元だから共感できる、誰かに紹介したくなる可愛く楽しいアイテムで、皆さんと一緒に山口県を盛り上げていけたら」と話す。

 コラボグッズは、「Jimoccha(ジモッチャ)」の名称でシリーズ展開する。現在は、「やまぐち県酪乳業」(下関市)、「中華そば 一久」(宇部市)、「井上商店」(萩市)、「元祖瓦そば たかせ」(下関市)の4社が参画し、クロスランドが監修の下で参画企業と共同で商品を製作。昨年12月から先行販売が始まった。価格帯は440円~2,750円。

 同社では、商標使用料を「高度産業人材確保事業」(理系大学院または薬学部を卒業後、県内製造業または県内情報サービス業に就業した場合に、借りていた奨学金の返還を補助する制度)に寄付することで、山口県の経済活性化や地方創生を支援する。今後もコラボ企業の拡大を目指し、新たな商品開発を行っていくという。

 小笠原社長は「私自身も慣れ親しみ、愛しているものだからこそ、心を動かす物を作ることができると思っている。地元でのなじみ深さがあるので、キャラクターやロゴを見ただけですぐに商品や山口のことが思い浮かぶはず。県外に出た人にも懐かしんでもらい、一つのグッズから話が膨らむコミュニケーションツールとしても使ってもらえれば」と話す。

 「まだ商品を味わったことがない人や観光客が『これって山口のあれだよね?』とグッズを手に取り、本物を味わってみたいと感じてほしい。県外の人への手土産や、初めて山口に来た人が思い出を持って帰ってもらえるものにもなれば」とも。

 先行販売は、県内高速道路の主要SA(サービスエリア)や「CrossLand山口総本店」、「山口宇部空港 やなぎだ宇部空港直売店」などのほか、ECサイトでも行っている。初夏には一般販売を開始する予定。

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