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長門でイベント「春会」 地元高校生が主催、地域活性化目指す

主催する「大津STEAMプロジェクト」のメンバー(写真提供=大津緑洋高校)

主催する「大津STEAMプロジェクト」のメンバー(写真提供=大津緑洋高校)

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 長門の高校生による地域活性化イベント「春会(はるかひ)」が4月28日、JR長門市駅周辺で開かれる。

地域活性化イベント「春会」

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 主催するのは、大津緑洋高校の生徒有志で作る「大津STEAMプロジェクト」。地元を盛り上げたいという1年生~3年生の生徒で構成し、これまでに環境保全型農業「アクアポニックス(陸上養殖)」の研究や、昭和レトロをテーマにしたイベント「ナガトレトロ」などを行っている。教育事業や地域活性化を行う「3in」(長門市東深川)がサポートする。

 同プロジェクト広報担当の武村依利子さん(3年)は「地域の若者が減っている中、イベント開催は地域活性化の手段の一つ。自分たちがいつも使っている長門市駅が昔に比べて利用者が減り、寂しいという気持ちと、卒業したプロジェクトメンバーが手がけた壁画があることから会場に選んだ」と話す。

 当日は、「北浦の竜宮城」をテーマに展開する。地元企業による飲食マルシェのほか、参加型パフォーマンス、コースターやキャンドルなどのワークショップ、手形アート、ろ過装置の組立など、生徒が企画したブースも設ける。フォトスポットとして新たに制作したクジラの壁画や天井からのつるし飾りなども用意する。

 武村さんは「開催に向けて、春休み中も準備を進めてきた。当初予定していた会場が使えなくなるなど、様々な壁にぶつかってきたが、協力してくださる先生方、地域の方々のおかげでイベントが開催できることに感謝している。来場者1000人を目標にしているのでぜひ来場してもらいたい」と呼びかける。

 同プロジェクトをフォローする藤井陽子先生は「準備を進めていく中で多くの壁にぶつかっているが、それも勉強だと思う。プロジェクトとしての目標はいろいろあるが、経験を次に生かしてもらいたい」と話す。

 開催時間は11時~16時。

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