山口・小郡上郷のJR上郷駅そばに6月28日、山口スープカレー専門店「SoupFULL（スープフル）」（山口市小郡上郷字岸本、TEL 083-973-1667）がオープンした。

　店舗面積は18.5坪で、席数は24席。店内は、北欧の家具を取り入れ、茶や白をベースにカフェをイメージした空間になっている。

　同店は、山口県初のスープカレー専門店。県産野菜や長州鶏、県内産の米など、地元食材を取り入れた「山口スープカレー」を提供する。トマトベースの「赤」、ミルクベースの「白」、スパイシーな「黒」、黄色のスープの「黄」と4種類のスープから選べるのが特徴。7月末までは「赤」のみを提供する。

　メニューは、「赤 チキン」（950円）、「赤 やさい」（950円）、「赤 ジューシーからあげ」（950円）など。「とろけるチーズ」（100円）、「もち」（100円）、「コロッケ」（150円）など、8種類のトッピングも用意する。上郷駅の近くにあり、駅の待ち時間にカフェとしても利用してもらおうと、カフェメニューを充実させた。コーヒー（350円）、ケーキセット（600円）のほか、「コラーゲン ローズ」（350円）、「コラーゲン ハイビスカス」（350円）など、コラーゲン入りスペシャルドリンクも5種類提供する。客単価は約1,000円。

　北海道に住んでいたことがあるという同店オーナーの阿部あすかさん。山口県に引っ越してきたとき、札幌ではポピュラーで、全国にも広まっているスープカレーの店が県内にないことを知り、スープカレー専門店の出店を決意した。阿部さんは、全国各地で山口県の観光をPRする「山口県観光フレンズ」も務めており、来年5月の任期が終えるまで、観光フレンズと同店の仕事を両方こなしていく予定。阿部さんは元々地産地消をコンセプトとした飲食店の経営が夢で、観光フレンズに応募したのもその経験を夢に生かせると考えたからだという。

　阿部さんは「スープカレーを山口の人に知ってもらい、普通のカレーとの違いを楽しんでもらえれば」と話している。

　営業時間は11時30分～21時。火曜定休。

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