宇部市文化会館(宇部市朝日町8)で4月7日、絵画展「CUBE展[はかる]」が開催される。
同展は12年前に設立された絵画教室「CUBE(キューブ)」が毎年春に開催しているもので、今年で12回目を迎える。同教室には現在35人が在籍。油絵を主に、水彩画やパステル画、デッサンなど、それぞれの好みに合わせて制作活動を続けている。
主宰は、宇部在住の美術家・原井輝明さん。原井さんは東京芸術大学卒業、同大学院を修了後、関東などで商業壁画の制作や自らの個展を開き、最近では新天町の「シャッター壁画制作プロジェクト」の企画に携わるほか、高校の美術教師としても指導に当たっている。
同展では、生徒35人とゲストアーティスト4人が作品約70点を出展。宇部出身の日本画家・西村緑川さんも出展する。作品は写実的な絵が多く、何点出展しても1人1テーマと決められており、「個性あふれる」作品になっているという。
同教室に通って3年という美容院「ビューティーサロン ベラミアネックス」(朝日町7)店長の藤山正樹さんは「今回はスズメバチをテーマに危機感や臨場感を出したかった」と話す。「絵を描くことは自己表現。もっともっと絵を通して自分の世界を追求していきたい」と話す。
原井さんは「宇部は『彫刻の街』だけあってか、他の地域よりも絵画人口が多いと感じる。一般の人が多く出展しているので気軽に足を運んでもらえれば」と話す。
開館時間は9時~17時(初日は12時30分から、最終日は16時まで)。4月10日まで。