宇部・新天町の画廊「GALAXY(ギャラクシー)ふくなが」(宇部市新天町1、TEL 0836-31-0085)で4月7日、萩焼陶芸作家・金子司さんの作品展が始まった。
同展は、萩に工房を構える同市出身の萩焼陶芸作家・金子さんの作品展。カップやポット、皿などの食器から押しピンや印台などの文具まで、約60種類200点を展示即売している。価格帯は1,050~26万円。
萩焼作品を作り始めて19年の金子さん。制作活動を始めた当初はドット柄が主だったが、いろいろなデザインや技法を考えていくうちに、スポイトを使って色を置き、それを自然に流すことで絵付けをする「墨流し」という独自の技法を編み出し、ドット柄をベースとしたさまざまな模様が描けるようになったという。
ポップで鮮やかな色使いが特徴の金子さんの作品はその斬新さが「人気」を呼び、県内全域や広島、東京・青山で作品展を開くほか、年に一度イタリア、アルゼンチン、台湾などの海外でも個展や講習会を開いている。
金子さんは「カップに入れる飲み物によって若干の形などを変えたり、中に入るものがよりおいしく感じるように配色などを考えながら作っている。作品制作には楽しさと難しさがあるが、作品展を通して萩焼の魅力を伝えたい」と話す。
開廊時間は10時~19時。水曜定休。今月16日まで。