来月の「宇部新川市祭り」で行われる「宇部のB級グルメはこれだ!ディスカバB-最終決戦-」 のプレイベントが4月16日、宇部・琴芝の男女共同参画センター・フォーユー(宇部市琴芝町1)で行われた。
宇部産の食材を使った料理を地元に定着させ、食で宇部を盛り上げようと宇部商工会議所青年部地域開発委員会が昨年企画。2回目となる今回は、一年を通して提供できることと地元の食材を使っていることを条件にグランプリを競う。
今回は市内の飲食店、地元企業や高校など10チームが参加。同イベントでは1チームごとに料理を披露し、それぞれの特徴やこだわりをPR。試食も行われた。審査委員会のメンバー15人が見た目やおいしさだけではなく、親しみやすさ、価格、収益性、調理時間などの審査項目で審査。来月の新川市祭りで一般投票を行い、グランプリを決定する。
宇部・小野の名産品「小野茶」の粉末を山口の郷土料理「瓦そば」の麺に練り込んだ「宇部焼き茶そば」を開発した宇部商業高校の商業研究部調査研究班のリーダー・山﨑秀美さんは「自分たちで試作したときよりもうまくできた。優勝を狙って一般投票でも大いにアピールしていきたい」と意気込む。
同会委員長の大川内正之さんは「長い目で優勝メニューを育てていきたい。多くの人に認知され、地元の食材でできたものを食べることで宇部が元気になれば」と期待を込める。
グランプリを獲得したメニューは、今年10月に行われる「おいでませ!山口国体・山口大会」の開幕までに認知度を上げることを目標に、市内の飲食店30店舗で販売し定着を目指す予定