宇部市内に展示されている野外彫刻に概要を説明するQRコードが設置され、久保田后子宇部市長によるデモンストレーションが7月7日、宇部市役所前で行われた。
QRコードが設置されたのは、真締川公園や平和通り、常盤通り、市立図書館敷地内などに展示されている野外彫刻78点。
携帯電話などでQRコードを読み取ると、宇部市が運営する市文化財などのデータを収めたデジタルアーカイブ「うべ蔵くん」に掲載されている彫刻情報のページにリンクする仕組み。各ページには、彫刻の写真、作者名、製作年、素材、サイズや重量、作品解説などの情報が掲載されている。
デモンストレーションでは、久保田市長が携帯電話を使い「手軽に」情報が得られることをアピール。久保田市長は「以前から『彫刻の内容や製作者の思いをその場で知りたい』という要望は寄せられていた。これをきっかけに、より彫刻に親しんでもらえるのでは」と話す。「最終的にはときわ公園など市内各地に展示している野外彫刻200点全てと、屋内に展示している彫刻にも設置していきたい」とも。