山口県内10カ所で8月28日、脱原発と持続可能な暮らしについて考えるイベント「レインボー大作戦」が行われる。
同イベントは、東日本大震災の原発問題をきっかけに「脱原発について考え直し意識を高めよう」と、自然と共存した生き方を考える山口市の任意団体「NANA」が中心となり、賛同した県内有志が企画したもの。内容は開催するそれぞれの地域で異なり、自然散策や無農薬野菜の販売、参加者体験型のワークショップなどを行う。開催場所は岩国、田布施、周南、八代、光、山口、宇部、萩、油谷、下関。
宇部では「3.11以降を生きる知恵 子ども達の未来のために」と題し、宇部ときわ公園湖水ホールを会場に開催。バザーや絵本の読み聞かせのほか、タイで土を利用した「循環するトイレ」を作る活動をしている安藤公門さんが、被災地にトイレを作りに行った際に感じたことの談話や、「自然と遊ぼう!ネイチャーゲーム」(予約制)を開催。ワークショップ形式で自然を体感する。
同イベント宇部代表の川原淑恵さんは「『平和』という意味を込め、イベントの名前が『レインボー大作戦』になっている。原発事故が及ぼす健康被害や食の安全が問題となり、自然との付き合い方が問われる中で、持続可能な暮らし方について個人ができることを考えるきっかけになれば」と話す。
各地域の開催場所やイベント内容の詳細などはブログで確認できる。問い合わせは川原さん(TEL 070-5673-9486)まで。