これまで山口市で上映されなかった日本映画を集めた「山口未公開日本映画特集」が1月12日より、山口情報芸術センター(山口市中園町TEL 083-901-2222)で行われている。
期間中、金曜~日曜を中心に毎週違った作品を連続上映。映画館の少ない山口でまだ公開されていない話題作や隠れた名作、見る機会の少ない優れたドキュメンタリーなどを上映する。上映作品は、「初恋」「ゲルマニウムの夜」「カミュなんて知らない」「百合祭」など合計11作品。
同特集は、昨年2月にも行われ、今年で2回目。昨年は全5作品を上映した。
同センターでは、「コミュニティシネマ山口」と名付け、映画を金曜~日曜に上映している。映画を選定するのは、10人の市民で構成されるシネマコミッティーのメンバー。今回は別にYCAM(山口情報芸術センター)企画上映として行った。
また、上映後にはアフタートークの企画も。1月20日は「ゲルマニウムの夜」製作総指揮の荒戸源次郎さんと大森立嗣監督が、1月27日は「カミュなんて知らない」柳町光男監督が、2月3日~4日は「百合祭」浜野佐知監督とジェンダー論研究者の溝口彰子さんのアフタートークが、それぞれ作品上映後に行われる。
同センターの岸さんは「昨年よりも作品数を増やし、今回初めて監督のアフタートークも企画し、より充実した内容となっている。文化庁日本映画上映支援を受けたことで、話題作の上映や監督などを招くことができた。いつものコミュニティシネマ山口とは違うラインアップをいろいろな人に楽しんでほしい」と話している。
料金は、一般=1,000円、エニー会員・学生=800円ほか。2月25日まで。
山口情報芸術センター(©マルニ)