山口・阿知須商店街で2月8日、「阿知須のひなもんまつり&街角ぎゃらりー」が始まった。
期間中、JR阿知須駅や阿知須商店街の呉服店や公民館、飲食店など31カ所にちりめんの布を使って作った色鮮やかな約5000点のつるしびな「ひなもん」や、和紙人形や絵手紙、生け花などの手芸品を展示する。
今年は、福岡・柳川のつるしびな「さげもん」を手本にしたまちおこしとして8年前から行っている「ひなもんまつり」と、2009年まで毎年秋に行っていた商店街の店舗に手芸品を飾る「街角ぎゃらりー」を初めて同時に開催する。展示場にはピンクとオレンジののぼりを掲げる。
出展するのは地元で活動する16団体。阿知須中学校もひなもん出展で初参加する。期間中8000人~1万人の来場者を見込む。各会場では「体験コーナー」としてひなもん作りを体験できるほか、「おもてなし」にも力を入れ周辺企業が飲食コーナーを出店する。
「ひなもん」を広めた第一人者の藤本慶子さんは「今ではひなもんを作るグループの数も増えうれしい。受け継いでくれる若い人も育ってきた。やっとここまで来ることができたと感じる」と話す。「趣向を凝らした色とりどりのひなもんを楽しんでもらえれば」とも。
開催時間は9時30分~15時30分。今月12日まで。問い合わせは山口県央商工会阿知須支所(TEL 0836-65-2129)まで。