県内有数の桜の名所・宇部ときわ公園(宇部市則貞3)の桜が3月30日、開花を始めた。
開花が確認されたのは、遊園地内同協会事務所前のソメイヨシノ8輪と、噴水池横の3輪。同日朝、同園活性化推進室の職員によって確認された。
最高気温が15度を超える日が連日続いたため、同園では昨年よりも2日早い開花観測となったが、2月に厳しい寒さが続き3月に入ってからも寒い日が多かったため、平年よりも10日ほど遅いという。
園内全体としてはつぼみが多く見受けられるが、開花を目前にした様子で膨らんでおり、桜並木はつぼみの色で淡いピンク色に染まっている。
ソメイヨシノを中心にヤエザクラ、大島桜、ヤマザクラなど約3500本の桜が植樹され「日本さくら名所100選」に選ばれている同園。今月20日には公園東口の「桜山」でちょうちんの点灯を開始。4月15日までの期間中、日没から22時まで点灯する。
同園活性化推進室室長の能美朗さんは「桜が咲き始めるのを毎日心待ちにしていた。ソメイヨシノが咲くとシーズンが来たなと感じる。今年も多くの方に楽しんでいただければ」とほほ笑む。
同園では4月1日、毎年恒例「さくらまつり」を開催。アニメ「ドラえもん」、市内ダンスチームや宇部吹奏楽団によるステージイベントのほか、地産地消のグルメを提供する屋台が出店する。園内ときわミュージアムでは琴演奏なども予定している。
開催時間は10時~17時。