よみうりKRY文化センター小野田(おのだサンパーク内)で4月17日、フランス菓子と中国の「薬膳」を組み合わせたスイーツ講座「ガトー・ドゥ・薬膳」が始まった。
同センターが行うカルチャー講座の一環として開く同講座は、お菓子教室「ガトー・ドゥ・ヌーベル・シノア」を主宰する宇部在住の薬膳スイーツ研究家・原口陽子さんが行うもので、初開講の講座となる。
月に一度開く同講座1回目となる当日は、市内厚狭や宇部、萩から女性5人が参加。「イライラしやすい春先」に合わせ、ストレス軽減などの作用があるというレモンを使った「レモンケーキ」と、旬のイチゴを使ったジャム「イチゴと黒コショーのコンフィチュール」を約2時間半かけ調理した。
受講を終えた参加者からは「薬膳について勉強しているが、さらに励みたい」「ホールケーキが作れるようになりたい」「薬膳を取り入れることで、家族に健康に気を配ったお菓子を食べさせたい」などの声が上がった。
3年ほど前から本格的に薬膳を取り入れたスイーツを研究しているという原口さん。きっかけは「中国の友人が、季節や体に起こる症状に合わせて食材を選び、食べることを提案してくれた」ことで、「これまで勉強を積んできたフランス菓子と薬膳を融合できないかと考えた」という。
原口さんは「薬膳を日常の食事に取り入れることは耳にするが、スイーツの方面でも提案していきたい。昨年夏には薬膳アドバイザーの資格も取得した。今後は下関や周南などにも教室を持ち、積極的に活動していきたい」と意欲を見せる。
原口さんは同講座のほか、5月8日にアクトビレッジおの(宇部市小野)で、同20日には自宅(宇部市文京町)で教室を開く予定。詳しくは原口さんのブログで確認できる。