山城屋酒造(山口市道場門前2、宮崎孝博社長)が手がける山口・道場門前のYショップ山城屋(同、TEL 083-922-5757)は7月18日より、缶ワインの取り扱いを始めた。
商品はオーストラリアのバロークス社の商品で、アルミ缶に入ったワイン。瓶のワインに比べ持ち運びが楽で、1人で飲みきれる量が特徴。「アウトドアやレジャーに持って行くのに適している」(同社)という。同店で販売しているのは「プレミアム缶ワイン赤」「プレミアム缶ワイン白」の2種類だが、スパークリングタイプもあり、要望があれば取り寄せるという。容量は250ミリリットルでグラス約2杯分。価格は420円。
日本酒類販売広島支社によると、現在、山口県内で2店舗、山口市では同店のみの取り扱いだという。同社営業担当の宮崎展一さんは「夏に向けて変わった商品を入荷しようと3カ月前から調査を始め、同品の取り扱いに至った。山口のみなさんに面白いワインがあると思ってもらえれば。アウトドア、レジャー、お風呂あがりなど、手軽なシーンで飲んでほしい」と話している。
同社は古い歴史のある酒造会社。室町時代に武士だった安部家が商人を始め、三家に分かれた際に、酒造業を行う山城屋安部が誕生した。明治27年に山城屋安部を宮崎氏が受け継ぎ、酒造業、茶製造業を始めたという歴史がある。現在は酒の卸売業を中心に、清酒製造、小売業などを行っている。代表銘柄は江戸時代から作られているという「杉姫」。
営業時間は7時~20時30分。年中無休。
山城屋酒造(©マルニ)