宇部の洋菓子店「手づくり菓子工房 エトワル」(宇部市若松町、TEL 0836-21-4116)は7月20日より、夏季限定の「ドリンクゼリー」の販売を開始した。
同商品は、水分を多くしたゼリーで、「のどにつるっと通るみずみずしさ」(同店)が特徴。高さ10センチ程度の円筒型の半透明容器にキャップが付いており、食べるのではなく軽く振ってから、そのまま飲む。通常ゼリーを作る際、離水させるのはタブーだが、「わざと離水させてのどごしのいいゼリーにしている」(同店)という。
スポーツドリンクのような味で、それほど甘くなく、少し酸味を出して、レモン風味に仕上げている。「暑い日や汗をかいた後に飲んでもらいたい」(同店)と開発された。同商品は、6月下旬に一度販売を開始していたが、雨が続き、気温が上がらないため、本格的に暑くなってから売り出そうと一時販売を休止していた。価格は320円。8月末まで販売する予定だという。
同店シェフパティシエの小川将司さんは「今年4月にこの商品の構想が浮かび、のどごしよく、飲む感覚のゼリーを作りたいと思い、開発にあたってきた。暑さが厳しくなると、もっとのどごしをよくして、酸味を加えていくことも考えている。天候によって様子を見ながら調整していきたい」と話している。
同店は、1983年に宇部に開店した洋菓子店。小川さんは2代目にあたる。ケーキ、ゼリー、焼菓子など洋菓子全般を販売しており、さくさくした「エクレア」、昔ながらの焼菓子などの定番商品のほか、季節に応じた新しい切り口の商品を提供している。
営業時間は9時~20時。火曜定休。
(©マルニ)