山口の学習塾「寺子屋」(山口市阿知須、TEL 083-989-6591)のチラシが7月、マーケティング雑誌「月刊商業界」主催の「第3回チラシ・DM大賞」で優秀賞を受賞した。
商業界(東京都港区)が年に1度実施する同コンテストは、実際に使用して客数アップや売り上げの向上に寄与した、購買意欲や来店意欲をかき立てるチラシを募るもの。今回は、全国から応募があった69点の中から大賞1点、優秀賞2点のほか、入賞・特別賞など全8作品が受賞した。
受賞作品の同チラシは、昨年4月からの2011年度版として通年で使用。制作費用は5万円ほどながら、前年度比130パーセントの業績アップに結び付いたという。A4サイズ単色。表面には、実際に塾長の有近芳信さんが生徒を指導する様子を撮影した写真を起用。有近さんの指導方針やキャラクターを随所に盛り込み、裏面には料金体系やクラスの特徴などを記載した。
小・中学生を対象に、元中学校教諭の有近さんが2006年に開いた同塾。「受賞の知らせを受けた時は素直にうれしかった。子どもたちが大人になった時に、あらゆる面で自立できるようにと向き合って指導している私の情熱が、うまく伝わったのではと感じている」と有近さん。
「学習だけでなく、立ち振る舞いや言葉遣いには厳しく指導している。『熱血オヤジ』として、困難にぶつかったときにどう対応したらよいかなど考えることができる子どもを育てていきたい」と話す。