山口・小郡の椹野川沿いに8月1日、パスタ専門店「ぱすたや 然流(さりゅう)」(山口市小郡三軒屋町2-9、TEL083-976-5976)がオープンする。
一見普通の民家としか思えない外観の同店は、築30年の日本家屋をそのまま使った味わいのある店舗。ふすまを取り払ってテーブル席を配置した畳部屋と、川土手を臨む洋間があり、親戚か友人の家に遊びに来たかのような気分でゆったりとくつろげる。店舗面積は約40坪で、席数は26席。天気が良ければ戸外のガーデン席4席も利用できる。
フードメニューは、パスタをメーンにしたコースのみ。昼はサラダ、パン、手作りデザート、ドリンクが付いた「midori」(1,575円)と前菜をプラスした「aka」(1,890円)、夜は「shiro」(2,310円)、と「kuro」(3,150円、要予約)の各2コースで、パスタは約20種類の中から好きなものを選べる。値段を気にせずにどれでも好きなパスタを注文してもらいたいとの思いから、単品メニューはあえて設定しない。
同店のパスタは、ソースのからみが良い細麺を固さが残るギリギリのところまでゆであげたやさしい食感が特徴で、あっさりとした「おばあちゃん手作り梅干ときのこのパスタ」、ピザ感覚の「ペスカトーレ チーズのせ」、韓国風の「自家製キムチのパスタ」といった創作メニュー、季節ごとに入れ替わる限定メニューも楽しめる。ドリンクは、ビール、ワイン、カクテルのほか、ノンアルコールドリンク、ソフトドリンクを用意する。
店主の豊田竜次さん夫妻は、島根県益田市で6年間営んだパスタの店「ビストロカフェ R-Tyubo」を閉店し、新天地となる小郡へ移住したばかり。「山口は妻の姉が住んでいることもあって馴染みがあり、街の雰囲気も気に入っていた。テナントで借りていた建物の老朽化がひどくなり移転先を探す中で、山口への出店を決断した」とオープンの経緯を話す。オリジナリティーあふれるメニューについては、常に試作を重ね、夫妻で味見しながら決めているそう。豊田さんは「自分たちが食べてみて絶対においしいと思えるものを提供してきた。これからはまた心機一転、出会い、めぐり会いを大切に、お客様に心から喜んでいただける店づくりをしていきたい」と話している。
営業時間は11時~15時、18時~21時。定休は火曜日と毎月15日(火曜が祝日、15日が日・祝日の場合は翌日)。(©マルニ)