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宇部・琴芝に魚料理専門店「一心」-67歳女性、鮮魚店から転換移転

ランチタイムに提供している握りずしが「好評」だという宇部・参宮通り沿いの「一心」。

ランチタイムに提供している握りずしが「好評」だという宇部・参宮通り沿いの「一心」。

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 宇部・琴芝に11月15日、魚料理専門店「魚彩 一心」(宇部市東琴芝1、TEL 0836-31-2343)がオープンした。

店主・奥野さんは毎日包丁を握る

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 店舗面積約20坪、カウンター3席、テーブル席10席。昨年6月まで市内・中村で、総菜も提供する鮮魚店として26年間営業していた同店。店主の奥野千代子さん(67)が夫との死別をきっかけに店を閉じたが、「第二の人生でやりたいことをやろう」と場所と業態を変え、魚料理を提供する店として開いた。

 魚介類は地元・宇部港のほか、下関・唐戸市場や萩など近海で水揚げされる魚を使う。メニューは、ランチには「その日のネタ」を載せた握りずし(8貫)をメーンにみそ汁とコーヒーが付いたセット(980円)を提供。予約制のディナータイムにはフグ料理をメーンに「フグの刺し身」(時価)や「タイのアラ煮」(500円)、「蒸しワタリガニ」(790円)や「メダカカレイの煮つけ」(450円)など、日ごとに異なる料理を提供する。

 「隠居することも考えたが、なじみのお客さまからの応援や後押しがあってまた店を開くことができた。『お帰り』と言っていただけたときには感極まった」と話す奥野さん。「居酒屋ではないが、鮮魚店の延長としてこぢんまりとやっていければ」とも。

 営業時間は11時~14時、18時~22時(夜は予約制)。日曜・祝日定休。

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