宇部・楠の複合施設「楠こもれびの郷」(宇部市西万倉、TEL 0836-67-2617)に展示されているかかしが来館客を楽しませている。
展示されているかかしは「第1回案山子コンテスト」に応募された作品7体。同コンテストは、農業を基盤としたイベントを行う同施設が宇部の中心都市部と農村部の交流の一環として開催。10月10日~11月22日の募集期間中に8団体・個人から応募があった。
同コンテストの優勝作品は、市内在住・兼久威矩さんの作品「オリンピックだよ 親子で金メダル」。ロンドンオリンピックの重量挙げ・女子48キロ級で銀メダルを獲得した三宅宏実選手と、父でコーチの義行さんをかかしで再現した。
そのほか、顔をヘルメットで作り「愛がほしい」の文字が書かれたたすきを掛けた作品やドレスをまとった作品、プラスチックを重ねて作った作品なども展示されている。
同施設の武波博行社長は「インパクトや出来栄え、アイデアなどを基準に審査した。昔のイメージのかかしではなく、どれも人が近づきたくなるようなかかし」と話す。「今回は少し季節外れだったが、来年は稲穂が実る時期に行いたい。かかしを通じて農業にも関心を持ってもらえれば」と話す。
開館時間は9時~20時。展示は今月8日まで。