宇部の活性化を目指す若者ボランティアサークル・宇部未来会議が現在、「うべ野外彫刻フォトコンテスト」を実施している。
11月23日から行っている同コンテストは、宇部ときわ(宇部市則貞3)の野外彫刻展示場や市街地に展示されている野外彫刻の良さや楽しさを伝え発見することを目的に実施するもので、初めての試み。
対象の彫刻は宇部市内に展示してある全彫刻で、カメラや携帯電話のカメラ機能、スマートフォンなどで撮影し、メールで応募を受け付ける。複数枚の出品やサイズ・カラー、人物の有無は自由。過去に撮影した写真でも可能。作品はフェイスブックページで随時紹介し、グランプリには賞金5万円を進呈する。
「市内に彫刻が点在していることは周知されているが、それを楽しめている人は少ないことも否めない。自分自身もこれまでは何気なく思っていたが、作者の思いも合わせて鑑賞することで彫刻から伝わってくるものがあり楽しさを知ることができた」と藤重雅明会長。
同サークルは、彫刻を活用した地域活性化にも取り組んでおり、今月には野外彫刻展示場に展示されている彫刻12点の前に、作品名や作品コンセプト、メッセージを記載したボードも展示した。
「おすすめスポットはときわ公園。天候や時間などの自然環境によって写真に写る彫刻もさまざまな表情を見せることをもっと多くの人に知ってもらいたい。普段何気なく目に入っている彫刻を別の視点から楽しんでもらえたら」と藤重会長。「奮って応募してもらいたい」と参加を呼び掛ける。
審査結果発表は3月10日。同コンテストサイトやフェイスブックページで発表する。応募先などは同コンテストのサイトで確認できる。募集期間は2月28日まで。