山陽小野田・焼野の「きらら交流館」(山陽小野田市小野田)で2月27日、発達障がいの子どもを持つ親のサークル「こころ会」が開かれる。
同会は、自身の子ども2人が発達障がいを持つ市内在住の多原美加さんが、昨年12月5日に発足。「同じ悩みを持つ人をつないでいくと心も軽くなるのでは」と情報交換・共有や互いの理解を深めることを目的に、座談会形式で開催する。
「市内には発達障がいに関するサークルがなく、これまではネットで仲間を増やしたりしてきた。このような会があればとの周りの声や、私自身がリアルでつながりたいという思いが強かった」と多原さん。
これまで月に一度のペースで2度ほど実施し、初回は参加者3人でスタート。「参加者の方も初めは緊張されていたようだが、和気あいあいとした雰囲気で服用する薬・病院の情報についてや、学校生活で工夫したことなどの情報を言い合う有意義な場となった」
多原さんは「私の子どもに障がいがあるのが分かったのが3年ほど前。見かけは他の子と変わらないというギャップや学校側にどこまで踏み込んで子どものことについて話せばよいのか、一人で悩んだ経験もある」と話す。
今後については「参加してもらうことで思いが同じ人の気持ちを和ませることができれば。楽しく長く続けて輪を広げていきたい」ほほ笑む。「発達障がいについて広く知ってもらいたい。ボランティアでの参加も受け付けたい」とも。
参加費は300円。開催時間は13時30分~15時30分。問い合わせは多原さん(TEL 090-3372-0718)まで。