宇部の観光資源にスポットを当てる体験交流型イベント「うべまるごとツーリズム」が4月20日、始まった。

山本さんら講師陣もチェキで撮影

　同イベントの主催は昨年6月に官民協働により設置した宇部市雇用創造協議会（宇部市新天町1）。2015年3月までの約2年間、全24回で、毎月モニターツアーを行い、毎年秋には大型ツーリズムを予定する。

　今月20日には第1弾として、宇部ときわ公園を舞台に「春色フォト＆アルバムカフェ」を実施。山本写真機店（同中央町1）の写真家・山本陽介さんを講師に迎え、園内を散策しながら、インスタントカメラ・チェキを使って撮影し、撮影した写真でスクラップブッキングを作成。20～30代を中心とした14人が参加した。

　イベントを終えた山本さんは「技術の有無ではなく、興味を持ったものを雰囲気ごと撮影できるのでチェキを選んだが、参加者の方は花をよく撮影していた。写真を通して、ときわ公園を楽しんでいただけたのでは」と笑顔を見せる。

　同協議会の吉村陽子さんは「これまで市の委託を受けて行っていた観光型体験イベントをブラッシュアップして売り出していく。広報の難しさを感じたが『今後も参加したい』というニーズを知ることができた」と話す。「数年ぶりに、ときわ公園に来たという方もいらっしゃった。宇部の資源を題材にした内容で地元の魅力を多くの方に知ってもらいたい」とも。

　5月は「荒滝山トレッキング★バスツアー」と題し、片道約1時間をかけて360度のパノラマが見渡せる宇部の「最高峰」に挑む。参加者には吉部米2キロを進呈する。参加申し込みは5月8日まで。問い合わせは同協議会まで。