宇部ときわ公園(宇部市野中3)内にオープンしたカフェ「Bar Miel」(バル ミエール)の店頭で繰り広げられているウオーターアートが話題を呼んでいる。
乾いたアスファルトに掃除用のバケツとほうきを使って水でアニメキャラクターや動物、宇部市のイメージキャラ・チョーコクンなどのイラストを描き上げる同パフォーマンス。
パフォーマーは、同店スタッフの堀川玄太さん(18歳)。約1カ月前の雨上がりに水たまりの水で描いたことをきっかけに、来園客の間やウェブ上で「見に行きたい!」「コンクリートに描くアニメキャラは、夢があります」「乾いて消えてしまうのが残念」「上手」などと話題を呼び、土曜・日曜には多くの来園客が見入るという。
現在のレパートリーは20キャラほどで、名探偵コナンやONE PIECEのルフィなどを描く。「手が空いているときに実際のイラストを見ながら実践練習し、2週間ほどで描けるようになる」と堀川さん。「失敗できないプレッシャーもあり日によっては不出来な時もある(笑)。適した天候は曇りで風がない日」とも。
店長の三藤賢次さんは「何らかの障がいを持つ人の就労場としてオープンし約1カ月、スタッフの過半数はハンディキャップを持っているが、それを感じさせないほどそれぞれが役割を果たしながら働いている。注意欠陥多動性障害(ADHD)を抱える堀川君もその1人。取り組みや姿を見てもらえれば」と話す。
同店の営業時間は10時~16時。火曜定休。