ANAクラウンプラザホテル宇部(宇部市相生町8)で5月21日、大規模アパレルイベント「Oh!巴里(パリ)祭」が始まった。
同ホテル3階全体を使った同イベント。入場口には凱旋(がいせん)門のゲートを設置し、オベリスクのオブジェとコンコルド広場を再現。会場内にパリの地名を付けた8つのブースを展開し、婦人服やジュエリー、バッグや家具などの商品を展示即売する。
メーン会場中央に組んだエッフェル塔の下にはカフェスペースも用意し、市場には出回っていないというフランスワイン約15種類の試飲も行う。出店メーカーは約35社。
「古き良き時代のパリ」をコンセプトにした同イベントの会場演出は、宇部出身の脚本・演出家の品川能正さんが手掛けた。
初日のオープニングセレモニーでは久保田后子宇部市長がテープカット。地域活性をテーマの一つにしており、「緑と花と彫刻のまち」を掲げる同市の彫刻オブジェを会場の随所に設置している。
同イベントは、宇部を中心にアパレルショップなどを展開する「Rose」(宇部市中央町1、TEL 0836-22-8262)がホテル催事15周年を記念して企画した。
初日の様子について、徳原幹男社長は「とてもいい出だし。当社が扱うのがヨーロピアンファッションということから、パリをテーマに据えた。市場は低価格志向だが、今回は価値があり県内では見ることのできない国内外の一流メーカーの珍しい商品をそろえた。宇部でこのようなイベントを開催することで地域の活性化にもつなげていきたい」と話す。「普段店舗に置いていない商品ばかりなので、ぜひ来場いただければ」とも。
開催時間は10時~22時(初日は11時から、最終日は20時まで)。入場無料。今月23日まで。