宇部「緑と花と彫刻の博物館」の愛称決定-ときわ公園にオープン

多数のオブジェが点在する「野外彫刻広場」

多数のオブジェが点在する「野外彫刻広場」

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 宇部・則貞の「ときわ公園」(宇部市則貞3)に9月29日にオープン予定の「緑と花と彫刻の博物館」の愛称が決定した。愛称は「ときわミュージアム」。

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 同館は、ときわ公園内にある「熱帯植物館」、野外にオブジェを置く「野外彫刻美術館」と「ときわ湖水ホール彫刻野外展示室」の3つの施設を一体化した融合型博物館となる。「熱帯植物館」の熱帯植物室にはジャングルに潜むオブジェを、サボテン室にはサボテンと調和した質感の作品を配すなど、それぞれの展示室をイメージした作品を展示し、彫刻と植物がお互いに引き立つ展示方法を採用する。

 7月~8月にかけて同館の愛称を募集したところ、全国から173作品の応募があり、宇部市小野の田中友梨さんの「ときわミュージアム」に決定した。「『緑と花と彫刻』と言えば『ときわ』というイメージなので、わかりやすい。『ミュージアム』という表記は、新しい融合型博物館の役割にふさわしく、若者に浸透しやすい」(愛称選定委員会)という選定理由から、同作品が選ばれた。

 ときわ公園は、ときわ湖を中心に野外彫刻広場、熱帯植物館、遊園地、カルチャーホールを持つ宇部市のシンボル的レジャー施設。宇部市は「緑と花と彫刻のまち」として、彫刻を生かした都市づくりが行われており、ときわ公園だけでなく、市内各所に彫刻やオブジェが展示されている。その中心施設となるのがときわ公園の野外彫刻広場。

 宇部市公園緑地課の山下進さんは「全国的にも類を見ない彫刻美術館と熱帯植物館を融合させた複合博物館として、山口県教育委員会から9月上旬に博物館相当施設の指定を受ける予定。所蔵する植物・彫刻などの展示をはじめ、他館の所蔵品を借用した企画展示会の実施や、博物館としての整備を行うことで入館者の増加を図っていく」と話している。

宇部市公園緑地課ときわ公園(©マルニ)

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