
宇部の大衆食堂「ばんちゃ屋」(宇部市中村3、TEL 0836-22-5193)が移転オープンから3周年を迎えた。
清水川(野原)から沼交差点近くに移転した同店。 カウンター12席、テーブル席44席の店内で「早く安くうまくボリュームがある」をモットーに定食のほか、同店売りの「瓦そば」や「茶粥(ちゃがゆ)」などの郷土料理、セルフスタイルのお好み焼きや麺類など約130種類の豊富なメニューを提供する。
移転からの3年を「客層がガラリと変わった」と振り返る同店3代目の大迫信作さん。移転前は大学などが近いことから学生や男性客が多かったが、移転後は学生客に加えてビジネスマンや女性同士の利用客が急増した。
「店舗を拡張したことに加えてメニューを増やしたことや、外観をきれいに変えたことなども影響しているかも」と大迫さん。3年間で客数は1.5倍に増え、昨年度は過去最高の売り上げを記録したという。
ドレッシングやタレなどは手作りしたものを提供する同店。現在は「期間限定メニュー」に力を入れており、9月から2カ月間の予定で提供している「鶏の塩焼き定食」(650円)が多い日には1日40食出るほどの人気を集めているという。
「学生時代に通っていただいていた方や、最近では北九州や防府など遠方から当店を目指して来店される方も増えてきた」と大迫さん。「当店が元気に営業し、それを多くの方に知っていただくことで宇部の街の活性化の一つになれば。情熱を持ちながらこれからも頑張っていきたい」と意気込みを話す。
営業時間は11時~21時。火曜定休。