宇部市は10月、男性の育児・子育てへの参加を応援しようと「宇部イクメンの会」を新設した。
男女共同参画を目指す同市が働く男性の子育て・育児への積極的な参加を後押しすることを目的に設置。現在は会員募集中で20~30人程度集まれば活動を開始する。
対象は、宇部市に在住または通勤している男性で「子育てを楽しみたい人」。年齢は問わず、小学生までの子どもを持つ父親をメーンの参加者層として想定。現在未婚や子どもがいない男性の参加も受け付け、窓口を広くして気軽に参加できるようにした。
同会では、定期的な子育て情報のメール配信や「先輩パパ」や講師の体験談が聞ける講演や座談会、会員同士での意見・情報交換などのほか、絵本の読み聞かせなど子どもと一緒に遊ぶことを目的としたイベントも企画していく。
「2月に行った父子向け料理イベント『イクメン・カジダン講習会』もきっかけの一つになり、さらに枠組みを広げようと会を設置した」と人権・男女共同参画推進課・課長の中原正芳さん。「取り組みを広げることで、男性の育児休暇取得やワーク・ライフ・バランスの実現にもつながれば」とも。
中原さんは「子どもが幼いころに接しておくと父子の絆も深くなるのでは。これまでなかなか子育てに参加できなかった人にも参加してもらいたい」と呼び掛ける。
会費無料。入会方法などはホームページで確認できる。