宇部ときわ公園（宇部市則貞3）で3月22日、キッズ用自転車レース「おもしろカップ in うべ」が開催される。

地面を足で蹴って進む

　ペダルとブレーキのないアメリカ生まれのキッズ用自転車「ランニングバイク」で競う同レース。2～6歳の子どもたちが足で地面を蹴り、アップダウンやコーンなどの障害物を避けながらコースを進む。

　NPO法人「おもしろファーム」（宇部市新天町1）が市の委託を受け、市キッズプラザ事業の一環として実施。1月26日に行った同レースのプレイベントには満員となる70人が参加。大阪や奈良、岡山や佐賀などの県外や岩国、周南など遠方からの参加者があり、にぎわいを見せたという。

　当日、競技はトーナメント形式で進行。2歳クラス（定員＝20人）、3歳クラス、4歳クラス、5・6歳クラス（各定員＝40人）の4部門で実施する。ランニングバイクを所有していない参加者には、数を限定して貸し出しも行う（レンタル料は1台100円）。参加費は1人2,500円。県出身のBMXプロライダー・中務クリス泰法さんがゲストとして来園し、バイクショーも行う。

　今月初旬から参加者の募集を開始。現在50人ほどの申し込みがあり、広島や福岡などの隣県や、下関、防府など市外からの参加者が多いという。「ランニングバイクは、子どもの脚力やバランス感覚を養え、親が見守ることで親子間のコミュニケーションを取ることもできる。簡単に乗れるので初心者でも扱いやすいのが特徴」と同事務局の吉永弥生さん。

　「東京、大阪や福岡など主要都市では盛んになっているようだが、宇部ではまだ知名度が高くはないように感じる。面白いバイクレースなので、地元の人にもぜひ参加してもらえれば」と呼び掛ける。

　参加申し込みは同事務局ホームページで受け付ける。定員になり次第締め切り。