和菓子の製造販売を手掛ける豆子郎（山口市大内御堀）の姉妹店「ラス・フディアス」（山口市白石1、TEL 083-934-1046）が4月10日、リニューアルオープンした。

喫茶スペースを新設

　店舗面積は約10坪。「和と洋の融合」をコンセプトに1998年11月にオープンした同店。山口サビエル記念聖堂の近くに位置することから、スペイン製の器やエンゼルをモチーフにした雑貨、キャンドルやアクセサリーなど洋テイストの雑貨を店内にそろえ、「豆子郎」や「のんた」など同社の和菓子を提供する販売店として営業してきた。

　今回のリニューアルで雑貨スペースを約半分に縮小し、店内に9席の喫茶スペースを設けた。「これまで、お客さまからの要望があったことや周辺に休憩できるカフェなどがないことから、くつろいでいただける場を作ろうと喫茶の開始を決めた」と同社の矢野美文さん。

　メニューは、豆子郎にも使う大粒の大納言の餡（あん）を入れた「黒糖あんみつ」や「大納言ぜんざい」（以上600円）、「アイス（抹茶・バニラ）」（500円）などのほか、「豆子郎」や「大内菱」など4種類から選べる同社の和菓子と抹茶かコーヒーが付くセット（抹茶＝500円、コーヒー＝400円）を用意。同社が4月20日から販売を始めた、宇治茶を使った新商品の饅頭（まんじゅう）「大内館」もそろえる。

　「当店では、ほかの店舗にはない雰囲気でオリジナル感を出すことをモットーにしている。和菓子と洋雑貨を組み合わせたプレゼントなども提案しながら、これまでと変わらずに地元の方や観光に来られた方に愛される店になれば」と矢野さん。

　営業時間は9時30分～17時30分（喫茶は16時30分まで）。