宇部の魅力を地元の子どもたちに伝える体験イベント「キッズうべたん」の参加予約受け付けが7月11日、始まった。
夏休み中の小・中学生を対象に行う同イベントは、職業体験やものづくりなどを通して地元に愛着や誇りを持ってもらうことを目的に開くもので、昨年に引き続き2回目の開催。主催は、市からの委託を受けたNPO法人「うべネットワーク」(宇部市新天町1)。
7月19日~8月10日の期間中、地元企業や趣味教室を開く個人などから募った36プログラムを繰り広げる。募集総定員は695人。
期間中は宇部市内の各所を会場に、「魚屋さんまるごと体験」「グラスアートフォトスタンド作りにチャレンジ」「宇部線ゆかりの車両工場へ行こう」「竹を使って遊んで!食べて」などの体験プログラムを用意。
山口宇部経済新聞からは、「ドキドキ取材体験」として記者に同行して取材体験し原稿を執筆するプログラムを提供する。実施日は7月22日。定員5人。
8月9日には目玉イベントとして、JR宇部線の100周年記念事業とコラボしたイベントを実施。渡辺翁記念公園(朝日町)で大道芸のパフォーマンスや機関助士体験、電動ミニ新幹線「電動ミニさくら」の走行のほか、ペーパークラフトのワークショップなども予定する(参加は当日受け付け)。
今月10日に来所者限定で行った先行予約では、受け付け開始前に参加を待ち望む親子約80人が行列を作った。当日は4時間で約220人の参加申し込みがあり、早くも定員に達するプログラムが続出するほどの人気ぶりを見せている。
同事務局の中村幸治さんは「前回よりもプログラム数が1.5倍になり充実した内容になった。参加する子どもたちには、自分の住む街を好きになるきっかけにしてもらいたい。普段立ち入ることができなかったり体験できなかったりするものも多いので、学校では見聞きできないことを体験してもらえたら」と話す。
参加予約は電話とホームページで受け付けている。問い合わせはうべ探検倶楽部(TEL 0836-39-7460)まで。