山口・道場門前商店街にある「お茶の鴻雪園本店」(山口市道場門前1、TEL 083-922-2156)が2月末から休業し、3月中旬、工場として使っていたティーセンター鴻雪園(山口市本町2、TEL 083-921-1717)を改装して新たに営業を再開する。
現在、同センターには約10坪の販売所が併設されているが、これを約20坪に拡大し、店構えもリニューアルするという。閉店は、隣接する「どうもんビル」の解体工事に伴うもの。商店街の活性化のため同ビルを解体し、文化センターや診療所、コミュニティー広場を備えた新ビルを建設する計画があり、同店は拡幅の対象となった。
1953年に設立された同社では、茶葉を仕入れて、自社の工場で加工している。主な商品は、山口県産の小野茶を使用した「山口小野茶/煎茶」(525円)や、西の京・山口を象徴する商品名を付けた「やまぐち茶/山口茶瑠璃光寺五重塔」(1,050円)、「やまぐち茶/山口一の坂川」(1,050円)など。
同店の高津社長は「3月からは工場に併設した新店舗となるので、出来たての新鮮なお茶を買えるようになる。駐車場もあるので、来店する人にとっては便利になるのでは」と話している。2月1日より「閉店セール」を実施、全商品を通常の価格より半額から2割引きで販売する。
お茶の鴻雪園(©マルニ)