宇部市で9月29日、市内各所を舞台にした体験型観光イベント「うべ探検博覧会」の参加予約受け付けが始まった。主催は、NPO法人うべネットワーク(宇部市新天町1)。
地元の魅力再発見と地域活性化を目的に10月12日から開く同イベント。12月7日までの期間中、宇部市内各所を会場に、宇部の資源や「ならでは」を内容にする「うべで、たのしむ。」と、講座・もの作りなどを内容にする「うべを、たのしむ。」の2カテゴリーで46プログラムを展開する。総定員は961人。
4年前から始め、今回で6回目の開催となる。初日にはオープニングイベントとして、JR宇部線100周年記念イベント「鉄道フェスタ」とコラボしたイベントをJR宇部新川駅前で実施する。
参加予約を開始した当日、受け付け開始から3時間ほどで約250人の申し込みがあり、スタッフは電話対応に追われた。「これまでの5回で延べ5700人の方々に参加いただくことができた。回数を重ねるごとに周知されてきたと実感を持っているが、予想以上の反響」と同事務局の中村幸治さん。
実施するプログラムは、吉部の郷土料理・ゆうれいずしを楽しむ「ゆうれい寿司って?」のほか、宇部軽便鉄道の廃線跡を歩く「ケーベンは、火の粉を吹いて走ったげな!」、東岐波・丸尾漁港の魚市場などを巡る「潮の香りにつつまれて」、「鉄道写真ワークショップin宇部線」「ステンシルでオリジナル年賀状づくり」など多彩に用意する。
中村さんは「宇部線100周年に合わせた鉄道関係のプログラムが目立つことが今回の特徴。クリスマスや正月に向けた内容のものもあるので、季節を感じながら宇部を楽しんでもらいたい」と参加を呼び掛ける。
問い合わせは同事務局(TEL 0836-39-7460)まで。