イルミネーションの点灯が始まった宇部の街に、イルミネーション会場をつなぐ「イルミネーションバス」が走る。
主催はボランティアサークルの「宇部未来会議」で、同サークルが展開する市街地のイルミイベント「サンタクロスロード」の一環として実施。同会場と山口宇部空港、宇部ときわ公園の3カ所をつなぐことを目的に、11月30日から12月23日までの土曜・日曜・祝日限定で運行する。
11月初旬からバスの装飾を開始し、約1万球のブルーの電飾で彩ったバスが同21日に完成。方向幕に「イルミバス」と表示するほか、ヘッドマークにはクリスマスリースを設置する。
プロジェクトリーダーの福間彩香さんは「昨年、ときわ公園にイルミネーションされたバスがあったことにヒントを得て、各会場をつないで回遊性を高めることができればと宇部市交通局の協力を得ながら進めてきた」と話す。
約30人が乗車できる車内はBGMにクリスマスソングを流し、運転手はサンタクロースのコスチュームをまとって運転する。「運行日のどこかでゆるキャラ『ちょるる』も乗車する予定。親子連れやカップルなど、たくさんの方に利用してもらって冬の楽しい思い出を作ってもらえたら」とも。
運行路線は今回のために特別に組まれたもので、停留所は「山口宇部空港」と「ときわ公園」のほか、宇部井筒屋前の「常盤町1丁目」、「宇部中央」「宇部新川駅」の5カ所。運行時間は同サークルホームページで確認できる。
同サークルでは、各会場をはしごして参加するリアル謎解きゲーム「怪盗ダミアンからの挑戦状」も同日から実施する。