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宇部のヘアサロン「フラフラ」、ヘアドネーション賛同美容室に-髪の毛を寄付

「髪の毛を通じた社会貢献としてできることから始めていきたい」と西原さん

「髪の毛を通じた社会貢献としてできることから始めていきたい」と西原さん

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 宇部・恩田のヘアサロン「Hair-resort by FLA-FLA(ヘアリゾートバイ フラフラ)」(宇部市恩田町3、TEL 0836-22-3561)が2月、カットした髪の毛を寄付する「ヘアドネーション」の賛同美容室になった。

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 ヘアドネーションは、医療用ヘアウィッグの製作用に長い髪の毛を寄付するボランティア活動。通常はカット後に処分する髪の毛の提供を利用客(ドナー)に呼びかけて寄付を募る。

 同店が賛同したのは、NPO法人「Japan Hair Donation & Charity(JHDAC)」(大阪市北区)の活動で、同団体は不慮の事故や小児がんなどの治療過程、先天性無毛症などで髪に悩みを持つ18歳以下の子どもたちに、人毛100%で作るウィッグを無償で提供する活動を行っている。賛同美容室は全国で約200店舗あり、同店は山口県内で2店舗目となる。

 きっかけは、2月上旬に利用客からあったヘアドネーションに関する問い合わせ。店主の西原篤志さんは「私自身、これまでそういった活動があることを知らなかったが、社会貢献の一環と、小学生の娘を持つ父親としても子どもたちのためになればと活動することを決めた」と話す。

 髪の毛の提供には、31センチ以上の長さが必要。同店では、同団体からウィッグの提供を受ける人の頭部の採寸やウィッグの受け渡しの窓口にもなっており、ウィッグ製作費の募金も受け付けている。

 「髪の毛はその人の自信にもつながる。日常のサロンワークですることのできる利害関係のないボランティア活動。当店が窓口になり、ほかのヘアサロンからも提供を募っていきたい。業界の垣根を越えた活動にしていきたい」と西原さん。

 営業時間は10時~20時(土曜・日曜・祝日は9時~19時)。月曜、第1・3火曜定休。

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