宇部港を舞台にしたクルージングイベント「みなと町クルージング」が5月16日・17日、行われた。
主催は、ボートの販売・修理や管理などを手掛ける総合マリンショップ「UBE マリーナ」(宇部市港町1、TEL 0836-32-0656)。「ボートの楽しさや魅力を伝えたい」(同社営業主任の冨田周作さん)と一般に向けて初めて企画した。
当日は、冨田さんがガイドを務めた。5人乗りのボートでUBEマリーナを出発し、宇部興産の工場群を眺めながら興産大橋の下を通過後、沖合約300メートル地点までボートを進めた。参加者たちは、宇部湾岸道路・厚東川新橋が望めるポイントで折り返す約30分間のクルージングを楽しんだ。
同企画には2日間で、子ども連れの親子やカップルなど15組37人が参加。初めてボートに乗ったという20代女性は「海面を走る勢いと迫力にとても驚いた。これまでボートには縁がなかったが、また乗りたい」と笑顔を見せる。
冨田さんは「当社ではこれまでレンタルボートの解放イベントなどを行ってきたが、広く一般に向けたイベントは今回が初めて。敷居が高いと思われがちのボートを身近に感じてもらうきっかけ作りの一環だったが、予想以上の反響だった」と手応えを見せる。
「ボートの魅力は、海そのものを体感できること。レジャーで所有される方や魚釣りを目的にレンタルされる方など楽しみ方はそれぞれ。時期を見ながら、今後も定期的に開催していきたい」と意気込む。