山陽小野田・西高泊の「カレー屋 ロック」(山陽小野田市西高泊、TEL 0836-84-2369)が1月22日、3周年を迎える。
下関グランドホテル(下関市南部町)のほか、市内の洋食店や居酒屋、食堂などで調理師として経験を積んだ伯野広次郎さんが「妻とバイト1人で稼働できる店にしたかった。カレーならそれができるし、続けていく上でやりがいもあると思った」と開いた同店。
当初は営業時間を7時~17時とし「モーニングセット」を提供していたが、「仕込みをしながら一人で営業をするのは大変だった」ことや、ディナータイム営業の要望があったことから2年前に営業時間を変更。現在は「夜にも安定して来客がある」という。
同店が提供するカレーの特長は「コクうま甘カレー」。ベースはブイヨンとデミグラスソースで、ニンニク、ショウガ、タマネギ、ニンジンは3~4時間かけて炒め、すり下ろしたリンゴやチャツネを使ってうま味や甘味を出している。
提供するカレーは9種類で、辛さは3段階から選ぶ。平日11時~14時に提供する「ハンバーグランチ」と「焼きカレーランチ」(以上790円)は女性客からの人気があるという。中心客層は30~40代のビジネスマン。週末は家族連れも訪れる。
オープンからこれまでを振り返り、「器具や水回りの修理など、全て自分で対処しなければならず、慣れるまでは苦労した。先日、開店当初に来店してくれていた高校生が成人を迎えて久しぶりに会いに来てくれた。当店のことを思い出し、足を運んでいただけるのはとてもうれしい」と伯野さん。
今後については、「3年目になるので新しいこともしてみたいが、店舗としては現状維持をしていきたい。1人でも多くの人に食べていただき、常連になってもらえれば」と笑顔を見せる。
営業時間は11時~15時、17時~21時。火曜定休。