JR小野田駅から程近くのダイニング居酒屋「Dining HARAYA(ハラヤ)」(山陽小野田市日の出3、TEL 0836-84-7155)が12月19日、移転オープンから1周年を迎えた。
JR新山口駅・在来線口そばで18年営業を続けた山陽小野田出身の福原康孝さんが、地元・山陽野田に移転して開いた。ピアノを置いて照明を落とした洋風の店内では、福原さんが腕を振るう和洋をはじめとする幅広い料理を提供。妻の智美さんがサービスを手伝う。
開店から3カ月ほどすると、地元の人のほか、出張で滞在中のビジネスマン、移転を知った利用客の遠方からの来店など、客数が増え始めた。ボリュームゾーンは40~50代。市内だけでなく、宇部・厚南エリアからの利用客も多いという。
オープンからこれまでを振り返り、「地元の温かさを感じた1年だった。生まれ育った地元に戻ろうと決めた移転だったが、当初は受け入れられるのだろうかと不安だった。お客さまとの会話も楽しみながら営業し、最近ではじわりと認知されてきていることを実感している」と康孝さん。
人気メニューは、鹿児島産や佐賀産の豚肉を使う「スペアリブステーキ」(800円~)や国産黒毛和牛の「ロースステーキ」(3,900円)、宮崎・日南どりを使った「とりちゃんこ鍋」(2人前、2,000円)などの肉料理のほか、焼きそば麺を使った創作料理「焼きそばパスタ」(750円)やあんかけ卵を乗せて鉄板で提供する「チャーハン」(680円)など。季節ごとにも食材を変え、約70種類を用意する。アルコール類は、県内地酒のラインアップに力を入れる。
智美さんは「お客さまから教えていただくことも多く、やりたいことはたくさん。これからも安心安全でおいしいものを提供していきたい」と笑顔を見せる。今後について、康孝さんは「当店近隣は2次会利用できる店が多くないので、遅い時間はバーとしての利用もできるようにしていきたい。移転してからは1年だが、開業からは20年の節目。長年の経験もさらに生かしながら、愛される店を目指したい」とほほ笑む。
営業時間は18時~23時30分。