宇部市北部で採れる「うっぽく(宇北)たけのこ」を使ったメニューを提供するイベント「うっぽく・うべ食フェスタ『たけのこの巻』」が3月1日から始まった。
主催は、ソーシャルビジネスに取り組む「うべる市民まちづくり株式会社」などが参加する「うべ食フェスタ実行委員会2016」。同イベントでは、同社が昨年12月から市内一部のスーパーに並べている宇部市北部の里山で生産した「うっぽく(宇北)たけのこ」を使い、市内のレストランやバーがオリジナルメニューを用意する。
参加店舗は、「Restaurant CAPTAIN(キャプテン)」(港町1)、「炉端炭焼 小次郎」「BAR RAY(バルレイ)」(以上、上町1)、「トラットリア サンマルノ」(常盤町2)、「イタリアン酒場 ジモン」「洋風居酒屋 知路留の舘」(以上、中央町1)、「Bar twenty one(トゥエンティワン)」(中央町2)、「やきにくダイニングだんく」「居酒屋 武蔵宇部店」「Bar Maybe Tomorrow(メイビートゥモロー)」「Outside foods market やまと屋!」(以上、中央町3)、「Resort Cafe & Bar polepole(ポレポレ)」(松島町)、「cuisine meli melo(メリメロ)」(相生町9)、「二代目YUTAKA宇部本店」(中村3)の14店舗。
伝統的な和食からイタリアン、フレンチなどさまざまなジャンルでタケノコを扱い、グラタンやクリームスープ、つくだ煮やマリネなど、独自メニューをそろえた。調理法を考案し、改良を重ねる上で「具材の味を吸い込んで七変化するタケノコの魅力」(同実行委員会の藤田淑子さん)を発見したという。
藤田さんは「プロの料理人が悩みながらメニューを考えてくださり、面白くて新鮮な食べ方がたくさん集まった。参加店に足を運び、例年以上にタケノコを楽しんでほしい。今回集まった調理法は家庭向けにして、フェイスブックページでも紹介していく予定」と話す。
期間中は参加店2店舗で同メニューを食べ、スタンプを集めると、「うっぽくの恵み」プレゼントに応募できる。応募用紙が付いたフライヤーは参加店で配布。参加者の中から抽選で20人に、新物「うっぽくたけのこ」水煮と山口宇部農協が提供する新鮮な地元産農産物を進呈する。
同実行委員会の谷淳也さんは「宇部は工業都市だが、北部地域には豊かな里山がある。その魅力を市民が知り、まちと里山が結び付いて発展するきっかけになれば」と期待を込める。
問い合わせは「うべる市民まちづくり株式会社」(TEL 0836-39-5890)まで。今月31日まで。