美祢・大嶺町の「森の駅」(美祢市大嶺町奥分、TEL 0837-52-1644)で4月24日、自然の中で楽しむイベント「森のマルシェ」が開かれる。
森の駅は、自然を身近に感じられる体験施設。山口県認定の里山マイスター・園田秀則さんが自家山林の一部を開放し、1997年にオープン。ログハウスを中心に、キャンプ場、炭焼き窯、宿泊棟、木工作業場、シイタケハウス、織物小屋などの施設を備え、森を使ってさまざまな体験ができる。
2011年4月から、同駅の活用や周知、子どもたちが森に親しむ機会を提供することを目的に始まった同イベント。例年4月、7月、10月に開かれ、季節に合わせたメインイベントを用意する。今回は19回目。
当日は、「おいしいもの」として、同駅が提供する「パリパリ石釜ピザ」、薫製、手作りパン、ケーキ、特産品販売店「Cuucuu」(美東町)の揚げ物、「CUUCUUバーガー」、喫茶店「sonoda coffee」(大嶺町奥分)のコーヒーなどを用意。シェードやパラソルの下でゆっくり時間を過ごすことができる。
「こだわりのもの」として、布小物作家「yumi」、木工作家「木工房空」、織物作家「をりごや」、原木シイタケを取り扱う「園田きのこファーム」、ボランティアグループ「森の子」など8組が手作りの商品を販売するほか、ワークショップを行う。
メインイベントは、「たけのこ掘り」。同駅敷地内の竹やぶでタケノコ掘りを体験し、お土産として掘りたてのタケノコを2本持ち帰ることができる。時間は、11時~、13時~。申し込みは当日受け付ける。各回定員10人。価格は1人300円。
同イベントを運営する園田智子さんは、これまでを振り返り、「口コミでだんだんと来場者が増え、約3年前から定着してきた。居心地の良さからリピーターも多く、満足度の高さを感じている」とほほ笑む。
「森の駅は山の整備に力を入れ、より良い環境づくりを行っている。森の気持ちよさや楽しさを感じられるマルシェにし、子どもたちが大人になって思い返す記憶の一つになれれば」とも。
開催時間は10時~15時。隣接する複合施設「ぽんぽこの里」(TEL 0837-54-2112)では、「シャクナゲまつり」を同時開催し、シャクナゲの苗のほか、海産物や握り天、イチゴの販売などを行う。