![現在整備中のコンテナハウスの様子](https://images.keizai.biz/yamaguchi_keizai/headline/1471567311_photo.jpg)
宇部市と宇部商工会議所は現在、シャッター通りと化した宇部・銀天街に、若者が集う「カフェ」を作ろうと、クラウドファンディングで支援を募っている。
市と同商工会議所が共同出資して設立した「にぎわい宇部」(中央町3)が、中心市街地にかつてのにぎわいを取り戻そうと「多世代交流スペース」を整備。同スペースはコンテナハウスや芝生広場を備え、子育て世代や若者の交流、創業支援を目的とする。
支援を募っているのは、同スペース内のコンテナハウスに作る「カフェ」の出店費用。クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」を活用し、内装整備やデザイン費の資金を集める。
カフェのオープン日は9月19日。若者ボランティアサークル「宇部未来会議」もプロジェクト推進チームとして協力。同サークルの藤重雅明代表は「イメージは南フランスのブドウ畑にある納屋を改装したカフェ。店内に16席を用意し、飲食できるテラスも予定している。街中で時間を過ごせるカフェが欲しいという若い人の要望に応えたい」と話す。
「募集を始めてすぐに県外在住の宇部出身の方から支援があった。銀天街の現状を憂い、地元を元気にしたいという思いのある人にもぜひ協力していただきたい。店舗づくりは初めてで難しさを痛感しているが、僕たちもオープンに向けて頑張りたい」と意気込む。
目標金額は100万円。支援は3千円から可能で、同店の「カフェチケット」や「オリジナルドリップコーヒー」などの特典を用意する。期間は9月30日まで。