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美祢に田舎体験施設「まるとえん」 築120年の古民家活用、海外交流拠点に

築120年の古民家を活用した「まるとえん」

築120年の古民家を活用した「まるとえん」

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 美祢・別府弁天池近くに4月、田舎体験施設兼シェアハウス「まるとえん」(美祢市秋芳町別府、TEL  080-3876-8038)がオープンして約5カ月がたつ。

同施設で使うことができる羽釜

 築120年以上の歴史を持つ平屋建ての古民家を活用した同施設。コンセプトは「自給自足」「縁のある暮らしの遊び場」。昭和30年代の生活を再現したような田舎体験ができるほか、母屋の3部屋をシェアハウスとして運用する。

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 地域資源を生かした田舎の活性化や定住促進などを目的に活動する「中山間地域活性化研究会」(山口市阿東徳佐上)が、家主から生活家財を含めて借り受けたことをきっかけに始まった取り組み。

 同研究会に所属する美祢出身の北村ひかりさんが同施設に居住しながらオーナーを務める。

 今春、東京の大学を卒業し、Uターンしたという北村さんは「なりわいを持って暮らしていきたいと思っていた。地元の田舎で実現できてうれしい。まるとえんは『発展途上家』。畑作業や掃除など大変ではあるが、楽しみながら生活している」と笑顔を見せる。

 同研究会は毎年、海外からのボランティアを受け入れており、今夏はイタリア、カナダ、スペインなどから来日した15人のボランティアが同施設に2週間滞在。滞在中には「各国の料理交流会」で地元住民と交流を深めたり、北村さんと県内の観光地や地元の祭りに足を運んだりと、日本の古民家で過ごす夏を楽しんだ。

 「若い人が利用しやすいよう、学生向けの割引も用意している。まるとえんを拠点に県内の観光地を紹介するマップを作り、地域住民と県外・海外の人の交流拠点にもしていきたい」と北村さん。

 体験は完全予約制。羽釜やしちりんを使った食事づくり、烏骨鶏(うこっけい)の飼育、畑での農作業のほか、近隣で山登りや洞窟体験ができる。風呂、トイレ、キッチンなどの共有スペースも利用可能で仮眠を取ることもできる。

 同施設では不定期にワークショップを企画して参加者を募り、古民家の改修を進めている。9月にはいろり、石窯の製作を予定する。

 利用料金は同施設ホームページで、ワークショップの予定は同施設フェイスブックページで確認できる。

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