美祢の里山にスムージーをメインに提供する民家カフェ「シエンテ」(美祢市豊田前町麻生下、080-4011-4501)がオープンして3カ月を迎える。
店舗面積は約18坪。カウンター3席、テーブル席16席。オープン日は7月5日。
店主は、介護福祉士やケアマネージャーとして約15年間福祉関連の仕事に携わってきた益田眞裕美さん。「より高齢者に寄り添った支援がしたい」と、自然に囲まれた親族の持ち家を改装して出店した。3年前から自宅で作っているという「食べるピュアスムージー」を中心に、栄養バランスを考えた手作りのモーニング・ランチを提供する。
スムージーは「初心者も飲みやすい味」と益田さん。水と砂糖を使わず、果物2~4種類と野菜1種類、数種類の酢をブレンドした飲料水「パイロゲン」を使う。食材は、酵素の働きや消化時間なども考慮して選んでいるといい、栄養素や食物繊維を豊富に摂取できるようリンゴ、キウイ、モモ、イチジクなどは皮のままブレンダーでかき混ぜる。
メニューは日替わりで、緑の野菜を使う「グリーンスムージー」、パプリカなどを使う「カラースムージー」など。価格は「お試しサイズ(100ミリリットル)」=350円、「レギュラーサイズ(250ミリリットル)」=650円、「ビッグサイズ(350ミリリットル)」=800円。テークアウトにも対応する(ビン代別途=200円)。
開店から11時までは「日替わりモーニングセット」(600円)、11時から15時まではメイン料理に小鉢4~5種類、汁物、ご飯が付く「日替わりランチ」(750円)をそろえる。ランチは1日10食ほどを用意する(前日までに要予約)。
そのほか、サラダが付く「カレーライス」(600円)、ブレンダーで作る「シエンテオリジナルかき氷」(350円~)、「アイスクリーム」(350円)、ドリンク7種類(400円)をそろえる。
益田さんによると、50~60代の地域住民が多く訪れ、ランチタイムは満席になることもあるという。「スムージーは山口・下関からのリピーターがあり、テークアウト用のビンを持った常連客も増えてきた」とも。
益田さんは「『店を開けてくれて助かる』という声が励み。地域の方が新たな楽しみを見いだし、憩いの場として親しんでほしい。ご年配の方は青汁のイメージがあってスムージーに抵抗がある様子(笑)。果物が多く、飲みやすいので多くの人に味わっていただきたい」と来店を呼び掛ける。
営業時間は火曜・金曜=7時30分~19時。