宇部・工学部通りの住宅街に2月14日、コーヒー専門店「igual coffee(イグアルコーヒー)」(宇部市東梶返1、TEL 0836-55-5666)がオープンした。
古民家を改装した店内で、自家焙煎(ばいせん)コーヒーを提供する同店。市内中央の「カフェ126」で経験を積んだ重谷奈穂美さん(29)が独立し、半年間の準備期間を経て開業した。店舗面積は約6坪、席数は7席。
元来コーヒーが好きだったという重谷さん。2年ほど前に、コロンビアやニカラグアなど中米のコーヒー農園に赴き、生産者から話を聞いたことで「どのような思いでコーヒー豆が栽培されているのか、その現場やストーリーを伝えたい気持ちが大きくなった」という。
提供するコーヒーは、産地や生産者、生産時期・方法までが分かる「スペシャルティコーヒー」。重谷さんが訪れた農園のコーヒーも提供し、注文が入るたびに一杯ずつ豆をひく。
コーヒーメニューは、「本日のコーヒー」や「エスプレッソ」(以上450円)、「カフェラテ」(500円)や「キャラメルラテ」(550円)など6種類。紅茶やココア(500円)などのほか、重谷さんが手作りする「本日のケーキ」(350円)も用意する。
「試行錯誤しながらの豆の焙煎が形になったタイミングでオープンさせた。まだ勉強中だが、これからもっと深めていきたい。カフェとして周知されたら、コーヒー豆の販売にも力を入れていきたい」と重谷さん。
「落ち着いたらコーヒー教室なども展開していきたい。コーヒーを好きになってもらえるお手伝いができれば」と笑顔を見せる。
営業時間は13時~18時。