県内屈指の桜の名所・宇部ときわ公園(宇部市則貞3)で3月30日、今年も桜の開花が始まった。
「日本さくら名所100選」に選ばれ、桜のシーズンには多くの来園客でにぎわう同園。今年の開花は昨年よりも1週間ほど遅く、遊園地内のアトラクション「アモーレエキスプレス」付近やメリーゴーラウンド前で開花が確認された。
3500本の桜が植えられている同園。常盤湖から吹き抜ける風を受けるため、園内でも場所によって開花にずれがあるものの、全体ではピンク色に膨らんだつぼみが目立ってきている。
同園管理課の杉原和明さんは「今年は肌寒い日が多かったので開花が遅かったが、これから気温が上がる予報なので、4月初旬には2~3分咲きになり、2週目の週末あたりで満開になるのでは」と話す。
花見客でにぎわう湖水ホール横の「桜山」では、現在5年目となる桜のライトアップを実施中。3つのゾーンで無色・ピンク色・虹色にライトアップし、若者層の来園を促す。ライトアップ時間は18時30分~22時。4月9日まで。
「ソメイヨシノを中心にヤエザクラなど4月中旬までいろいろな種類の桜が楽しめるので、見応えは十分。今シーズンも多くの方にお越しいただきたい」と来園を呼び掛ける。
4月2日には今春の目玉イベント「さくらまつり」、8日・9日には「石炭まつり」を控えた同園。本格的な春の行楽シーズンを迎える。
イベントの詳細はホームページで確認できる。